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my sweaters
刺すような寒さが続くこのごろ。

先シーズンに編み上げて、出番を待っていたこちらのセーターが大活躍中です。



オートミールカラーのどっしりがっちりアランセーター。
600gぐらいあるかな。
重いけれど、とにかく暖かい。
今まで着て来たセーターの中で、一番の暖かさかもしれない。



ブリティッシュエロイカという、アランセーターにはド定番の毛糸です。
彫刻のように美しい模様が出来るので、編んでいて楽しかった。
三國万里子さんの本を見て作りました。
家の中でも、外出時でも、とにかく愛用しまくってます。



こちらは、ちょっとレトロな雰囲気の一枚。



最近、この赤×ネイビーという組み合わせが、ひじょーに気になる配色。
しかも、この赤の色味が絶妙です。
風工房さんというニット作家さんが色の監修をした、アメリーという毛糸。
さすが色の魔術師、風工房さんです。



こちらはmichiyoさんの本を見て作製しました。
やや細身で丈も短め、というのがクラシカルな印象。
この毛糸はメリノウールとアクリル混紡なんですが、とってもスポンジッシュでふわっふわの肌触り。
日本の紡績技術、すげえ。
ほぼ引き上げ編みの編み地なので、案外サクサクと編めました。

今は、おそらく今シーズン最後になるであろう、アランのロングカーデを編んでいます。
いやー。時間かかるわぁ。
終わったら、超シンプルなメリヤス編みのプルオーバーでも編みたいわー。


ところで。
「セーター」と聞くと、ふと学生時代のとある数学の先生を思い出します。
学生、先生問わず皆からA先生、ではなく「A氏」と呼ばれて親しまれていた先生で。
私の母も在学中習ったという、親子2代で教わった生徒も多いおじいちゃん先生でした。
その授業は非常に独特で。
例えば、生徒に段上で幾何の証明をさせる時、最初の数センテンスでダメ出しが来る。
まだ肝心の証明に言及してない段階で、
「それは違うね」って。
生徒は、何が違うのかわからない。でも教えてくれない。
授業が、証明の文章への導入部分を考えるだけで終わったこともたびたび。
かと思えば、突然ギターの話になったり。

で、「セーター」。

ある授業の始め、A氏が一人の生徒が着ていたセーターに目を止めて、
「あなたのその“スウェター”は、とても素敵ですね」
と、一言。
クラス中が「?」になりつつも、A氏、今度は何を言い出すのかという空気に。
そんな中、ひょうひょうとA氏は続けます。
「皆、スウェターのことを“セーター”と言いますが、それは違う。
 スウェターは"s.w.e.a.t.e.r"と綴ります。アクセントは"we"の部分。最初の"s"の発音は弱く。
 皆さん、発音して下さい。はい、“スウェター”」

私が“セーター”と言う時、心の中で“スウェター”とつぶやくようになったのは、この時からです。

常に「数学は美しい」と言い、音楽、語学、さまざまな分野に精通していた
まさに知識人のA氏。
美しいセーターを見ると、ふとそのお姿を思い出すのです。
肝心の数学それ自体は、ひとっことも覚えてないんだけど。ね。はは。
| 23:29 | handmade | comments(0) | trackbacks(0) |









 
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